2019年5月5日日曜日

4月例会・悠久の歴史と春の風上総国分寺・国分尼寺・高滝湖ウォーキングin市原

  参加者14人、初参加者1名。
  まずは史跡上総国分寺・上総国分尼寺の散策から。
上総国分寺跡は茅葺の本堂をはじめ現在も国分寺が続いていて境内に立つと2000年前にタイムスリップしたように感じる不思議な雰囲気を醸し出していました。
   続いて近くにある「上総国分尼寺」に向かいました。ここには、「史跡国分尼寺跡展示館」があり中門・回廊が復元されています。朱の染料は当時のものと同じものを使い、建造物も当時と同じ工法で建立してありました。
  上総国分寺・上総国分尼寺は今から千二百五十年前の奈良時代中期に建てられました。国分寺は国の平和と繁栄を祈るために、全国六十か所余り建てられた国立寺院です。
   国分寺が創建された天平年間は、異常現象が続き、天候が不順で作物が実らず、人々は飢えや疫病に苦しんでいました。聖武天皇と光明皇后は、こうした社会不安や政治の混乱を仏教の力で鎮めようと国分寺を建立しました。
上総国分尼寺は東京ドーム3個分の広さあり、現在はドーム1個分が発掘されているとのこと。当時の権力者の凄さを感じさせられました。
  たっぷり歴史を堪能した後第2の目的地「高滝湖」へ向かいました。
高滝湖は千葉県最大の貯水面積を誇るダム湖で1周5km。お弁当を食べてから美術館見学と散策組とウォーキング組に分かれて歩きました。心地よい一日を過ごすことができ満足満足。(日野正生・記)